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柳澤 和章
International Journal of Nuclear Energy Science and Technology, 6(1), p.55 - 63, 2011/00
材料試験炉(JMTR)は、高濃縮から低濃縮炉心(20wt%以下)への変更のためにシリサイド燃料を装荷した。実験では、JMTR炉の起動時に制御棒の異常引抜が発生し毎秒0.35%反応度(k/k)が入ることを想定した。この実験値は、JMTR安全審査に使用したEUREKA2計算コード入力値の約2倍である。実験の結果、試験燃料板(4.8g/ccシリサイド燃料)は137度まで急速加熱された。一般的に焼き割れ破損はクエンチ時間tqが0.13秒以下及びクエンチ温度幅Tが94度以上という条件下で発生するが、供試試料ではクエンチ時間tqが0.11秒と短かったもののクエンチ温度幅が28度と小さく、このため、供試試料には焼き割れメカニズムに基づく破損発生がなかった。制御棒引き抜き事故に対するJMTRの安全余裕が確認された。
柳澤 和章
International Journal of Nuclear Energy Science and Technology, 4(2), p.97 - 110, 2008/00
軍事転用不可能な低密度(4.8gU/cc)シリサイド小型板状燃料を用い、燃料の健全性確認のための照射試験を実施した。(1)燃料温度が400C以下では、燃料破損や寸法安定性の喪失は起こらなかった。この温度を超えると寸法安定性が徐々に悪くなる。(2)板状燃料は82cal/g以下では健全性を維持したが、94cal/g以上となると、焼き割れによる破損や燃料溶融による破損を生じた。したがって燃料破損しきい値はこの二つの値の間にあると推定される。
柳澤 和章
International Journal of Nuclear Energy Science and Technology, 4(2), p.97 - 110, 2008/00
軍事転用不可能な低密度(4.8gU/cc)シリサイド小型板状燃料を用い、燃料の健全性確認のための照射試験を実施した。(1)燃料温度が400度以下では、燃料破損や寸法安定性の喪失は起こらなかった。この温度を超えると寸法安定性が徐々に悪くなる。(2)板状燃料は82cal/g以下では健全性を維持したが、94cal/g以上となると、焼き割れによる破損や燃料溶融による破損を生じた。したがって燃料破損しきい値はこの二つの値の間にあると推定される。